あらすじ
幼いころから「先生になる」という夢を持っていた水嶋晴花は、この春晴れて教師となった。
自分の理想の教師像を目指し、受け持ったのは高校三年生の副担任。
そこには、晴花にとって特別な存在である夏野雨月がいた。
しかし、校内で見る雨月はいわゆる問題児で、クラスメイトからは「根暗で、じめじめしていて、カタツムリみたいなやつ」と言われ、クラスで唯一浮いている男子生徒だった。
高校生活最後となる今年は、雨月にとって記憶に残るものにしてあげたい。そう考えた晴花は一生懸命に雨月を楽しませようとアイデアを出すのだが、それが裏目に出てしまい――。
ちょっと頼りないけどがんばり屋さんの新任教師・晴花と、地味で根暗で陰気くさくて友達のいない生徒・雨月の、すれ違いを描いた甘くてほろ苦いお話です。
あじさいを意味する英単語は「hydrangea」
青紫のあじさいの花言葉は、辛抱強い愛。
緑のあじさいの花言葉は、ひたむきな愛。
ピンクのあじさいの花言葉は、強い愛情。
白いあじさいの花言葉は、一途な愛情。